
この記事では、誰でも分かるように、amazonのコンディションガイドラインを要約してお伝えしていきます。
その前に、まずコンディションガイドラインを理解していただく前に、アマゾンで出品できるコンディションには10パターンあることを理解してください。
・新品
・中古- ほぼ新品
・中古- 非常に良い
・中古- 良い
・中古- 可
・コレクター商品- ほぼ新品
・コレクター商品- 非常に良い
・コレクター商品- 良い
・コレクター商品- 可
・再生品
この10パターンの中からどうやってコンディションを選んで、商品を出品すれば良いのか?
そんな時に目安となるのがアマゾンの「コンディションガイドライン」になります。
このコンディションガイドラインに沿って、出品する商品のコンディション(状態)を決めていきます。
しかし万が一、ガイドラインに合致しないコンディションで出品をしてしまうと、規約違反扱いとなる可能性があります。
その結果、アマゾンから警告がきたり、最悪アカウントが停止される可能性があります。
なので、アマゾンのコンディションガイドラインを把握しておくことは重要なのです。
しかし、残念なことに、アマゾンが提示しているコンディションガイドラインは少し分かりづらい内容になっています。

なので、この記事では、誰でも分かりやすいように、要約してお伝えしていきます。
新品で出せる基準とは?
新品に関しては説明不要だと思いますが、まったくの未開封、未使用品のことを指します。

ただし以下4つの場合、アマゾンでは新品として出品することができないので、注意が必要です。
- メルカリやヤフオクなどで個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品は新品で出せません。
- メーカーサポートや1年間の修理保証が受けられない場合は新品で出せません。
- アマゾンが安く販売している商品を購入して、アマゾンに新品で出品することは規約上不可となっています。
- 新品未開封品でも外箱に目立つ汚れや、箱がひどく破損しているものは新品で出せません。
- 賞味期限や使用期限が過ぎているものは新品で出せません。
余談になりますが、新品の書籍を販売する場合、送料を含めた売価が定価よりも高い値付けをしてはいけないことになっています。
中古-ほぼ新品の基準とは?
新品とほぼ同じ状態で、外箱を含めて付属品完備が求められます。
新品で出せないものは、ほぼ新品で出すというのが基準になります。
例えば、メーカー保証が無い場合は、新品で出せないので、ほぼ新品で出してください。
または、新品未開封なんだけど、外箱がひどく破損している場合なども、ほぼ新品で出すようにしてください。
中古-非常に良いの基準とは?
「中古-非常に良い」は、中古商品なんだけど、ほとんど使用感が無い商品のことを指します。
また付属品に関しては、動作するために必要な付属品が付いていれば、「中古-非常に良い」で出すことができます。
なので、取扱説明書などは動作するために必ず必要な付属品ではないので、これらは欠品していても、ほとんど使用感が無ければ「中古-非常に良い」で出すことができます。
例)ほとんど使われた形跡の無い掃除機で、取扱説明書や一部掃除ノズルが無い場合などが挙げられます。
非常に良いで出品する場合の、考え方として、ほぼ新品で出品できる商品の一部付属品が無い状態というとらえ方で出品をすると間違いは無いかと思います。
中古-良いの基準とは?
「中古-良い」で出品する商品は、多少の使用感はありますが、購入された商品が確実に動作することが求められます。
また最低限の動作に必要な付属品があれば、他の付属品が無くても出品ができます。
例)多少のキズがあり、炊飯器の電源コードはあるが、取扱説明書や計量カップが無い場合などが挙げられます。
中古-可の基準とは?
中古-可で出品する商品は、使用感が強めで、購入された商品が確実に動作することが求められます。
また最低限の動作に必要な付属品があれば、他の付属品が無くても出品ができます。
例)使用はできるが、目に見て分かる傷が多い商品
アマゾンのコレクター商品とは?
アマゾンでは、サイン入りのアイテムや、絶版、限定品などの付加価値がついている商品をコレクター商品として出品することができます。
中古の場合と同様、コレクター商品を登録する際、ほぼ新品、非常に良い、良い、可の選択ができますが、中古品と同様の基準ですので、説明は割愛させていただきます。

他にも本やCD、DVD、ゲーム、家電、文具、ベビー用品などでもコレクター商品として出品可能なものがあります。
ちなみにコレクター商品は、値段が通常商品よりも高値になるため、経験上、売れにくい傾向があります。
アマゾンにおける再生品とは?
再生品とは、購入後、パッケージを開封してから返送された商品や、初期不良などでメーカーに回収され修理された商品のことを言います。
世間一般では、訳あり品やリファービッシュ品とも言われています。

再生品はアマゾンが許可した出品者しか出品することができません。
故障があった場合、購入後90日以内の交換または返金が義務付けられており、新品並みの動作保証、状態の良さ、付属品の完備が求めれています。
外箱は無くても大丈夫ですが、無地の白箱あるいは茶箱での販売が認められています。
以下の状態の場合は出品の際に注意が必要
以下の状態のものは、アマゾンのコンディションガイドライン上、出品ができなかったり、注意することがあるので、覚えておいてください。
・動作に必要な付属品
⇒例)炊飯器の電源コードが不足している。テレビのリモコンが欠品しているなど。
・ジャンク品
⇒例)壊れて動かないもの
・消耗品が欠けている
⇒例)このケースは出品できない訳ではありませんが、例えばプリンターのインクなどのように消耗品が欠けている場合は、どんなに状態がキレイでも「中古-可」でしか出せません。
補足:コンディションを選択する時のポイント
アマゾンに商品の出品登録をする時、新品、ほぼ新品以外の商品は、ワンランク下のコンディションで出品することをおススメします。
なぜかと言うと、購入者の主観は千差万別だからです。
購入する際の期待が大きいほど、その期待が裏切られた時、商品の返品や悪い評価がつきやすくなってしまいます。
なので、あえてワンランク下のコンディションで出品することで、思っていたよりもキレイな商品が届き、購入者の満足度を上げることができます。
その結果、ショップの評価が上がりやすくなるのです。
例えば、「非常に良い」で出せそうな場合はワンランク下げて、「良い」のコンディションで出すということです。
ちなみに、アマゾンに商品を出品する時のコンディション説明文の作成のコツやポイントついて、ご興味のある方はこちらを参照してください。
amazonのコンディションガイドラインを分かりやすく徹底要約!まとめ

この記事では、アマゾンに出品する時、どのコンディションを選べば良いのか?具体的な判断基準を、分かりやすくまとめてみました。
商品を適正なコンディションに出品することで、アマゾンでのビジネスを安定的に行うことができます。
コンディションガイドラインに反した出品は、お客さまからのクレームになったりして、アマゾンを利用したせどりの継続に支障をきたすことが多々あります。
そのためにもコンディションガイドラインの把握は重要です。
この記事でコンディションガイドラインについて、ご理解を深めていただければ幸いです。