今回の記事では、これまで僕がアマゾンせどりをやってきて、失敗した事例を紹介します。
この記事を読むことで、
- どういう失敗が起こりうるのか?
- 失敗の原因と対策
が分かるようになります。
「失敗は成功のもと」という言葉がありますが、他人の失敗を自分の経験として蓄えて、ぜひアナタのせどり活動に役立ててください。
それでは早速紹介します!
- 失敗例1:価格差に目がくらみ、モノレートの確認を怠ってしまった
- 失敗例2:中古が全く売れていない商品を仕入れてしまった
- 失敗例3:たまたま今だけ値段が高くなっていた商品を仕入れてしまった
- 失敗例4:大型商品で思っていたよりも手数料がかかってしまった
- 失敗例5:FBAに納品できないものを仕入れてしまった
- 失敗例6:アマゾンの出品規制にかかってしまった
- 失敗例7:中古品で付属品を確認しないて仕入れてしまった
- 失敗例8:FBAの納品用ラベルシールが剥がれてしまった
- 失敗例9:付属品(パーツ)をバラバラに納品してしまった
- 失敗例10:インクジェットプリンターをプチプチだけで納品してしまった
- 失敗例11:FBAの納品用ラベルシールを貼り間違えてしまった
- 補足:失敗して仕入れてしまった商品に対するマインドセット
- amazonせどり初心者に知ってほしい良くある失敗例11選まとめ
失敗例1:価格差に目がくらみ、モノレートの確認を怠ってしまった
せどり初心者がやりがちな失敗です。
せどりを始めたばかりの頃、なかなか仕入れのできる商品が見つからず、価格差のある商品が見つかると、嬉しくて、しっかりとモノレートで調べずに仕入れてしまいました。
当然のことですが、なかなか売れず、結果として損切をする結果に・・・
なんでこんな商品を仕入れてしまったんだろうと後悔することが度々ありました。
【原因】
- 価格差があったことに喜びを感じて、モノレートで売れ行きのチェックを忘れていた。
- モノレートで売れ行きをチェックすることの重要性を理解しれきていなかった。
【再発防止の対応】
- 商品のリサーチをたくさん行いリサーチの作業に慣れる。
- リサーチの時、モノレートの確認を行動に刷り込む。
仕入れの失敗を防ぐためにも、モノレートの見方や使い方の熟知は必須です。
モノレートについて詳しく解説している記事です。
仕入れの失敗を防ぐためにも、ぜひ読んでおいてください。
失敗例2:中古が全く売れていない商品を仕入れてしまった
モノレートの波形だけを見ると、すごく売れているように見える商品があります。
しかし、なかには新品ばかり売れていて、中古は全く売れていない商品もあります。
なので、中古品を仕入れるときは、
「新品がたくさん売れているのか?」
「中古がたくさん売れているのか?」
をしっかりと見極める必要があります。
実際にぼくも中古品を仕入れた時に、新品はたくさん売れていたのですが、中古が全然売れていない商品を仕入れてしまったことがあり、思ったように売れない時がありました。
例えば「アイリスオーヤマ 掃除機 軽量 コードレス スティック クリーナー ラクティ ホワイト IC-SDC2-W」という掃除機の事例を紹介します。


このように中古を仕入れるときは、モノレートの波形だけで判断してしまうと、思ったように売れない、という結果になることがあるので、販売個数をしっかり把握しましょう。
なお、モノレートの見方はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【原因】
モノレートの波形グラフだけで判断していたので、正確な販売個数を把握していなかった。
【再発防止の対応】
モノレートの波形だけで判断せず、出品者数と販売個数の確認をし、具体的にどれぐらいの期間で売れそうかをイメージする。

失敗例3:たまたま今だけ値段が高くなっていた商品を仕入れてしまった
モノレートを見た時に、たまたま一時的に商品の売価が高値になっている時があります。
そのような商品の場合、時間がたつと、相場相応の値段に下がってくることが多いです。
モノレートを見たときに高値になっていたら、
「ラッキー!今は値段が高騰しているから、高く売れそう!」
と思う人もいるかもしれませんが、実際にそんなことはありません。
しかし、ご覧の通り、その後は値段が下がっています。

顧客も常に欲しい商品の定価や相場をリサーチしています。
なので、過去相場に比べて現在だけ高くなっている場合、なかなか売れづらくなります。
その結果、高確率で他のライバル出品者が値段を下げ始めるのです。
このように、想定していたよりも利益が取れなかったということが起きてしまうので、いまの値段だけで判断せず、必ず過去の相場も加味して判断してください。
なお、こちらの問題も、モノレートの正しい見方さえ覚えておけば、基本的には防げます。
モノレートの見方はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【原因について】
モノレートの見方が未熟なため。
【再発防止の対応】
モノレートの見方に慣れる。
またモノレートの表示期間を長くして過去の相場の値動きを把握するようにする。
失敗例4:大型商品で思っていたよりも手数料がかかってしまった
アマゾンでは大型商品の場合、思ったよりも手数料がかかってしまいます。
なので、慣れないうちは、しっかりと手数料の確認をしないと、「思ったよりも利益が出なかった~」という結果になります。

しかし実際に手数料を計算をしてみると、大型商品だったので、たくさん手数料が取られており、218円しか利益が出ませんでした。

アマゾンFBAセンターのへの送料や保管料を考慮すると、この商品は赤字でした。
なお、手数料を簡単に確認する方法は、こちらの記事で紹介しています。
良ければ参考にしてください。
【原因】
仕入れ時の料金シミュレータでの未確認。
【再発防止の対応】
仕入れをする際に、大きめの商品はセラーセントラルの料金シミュレータを使い、手数料の計算をする。
失敗例5:FBAに納品できないものを仕入れてしまった
アマゾンの規約でFBAに納品できないものがあります。
リチウム電池の搭載商品や健康家電などに多い傾向があります。
FBAに納品できない商品を仕入れてしまうと、自分で保管、発送、顧客対応しないといけなくなります。
【原因】
商品を仕入れる時にセラーアプリで確認していなかった。
【再発防止の対応】
商品リサーチ時、必ずセラーセントラルのアプリ上で、FBAに納品できるか確認する。

なお、この問題もセラーアプリの使い方を理解しておけば、簡単に解決できます
良ければ参考にしてください。
失敗例6:アマゾンの出品規制にかかってしまった
アマゾンの規制変更のため、出品不可となってしまう商品があります。
アマゾンの規制には大きく分けて2種類があります。
- 新品のみ出品可あるいは新品/中古出品可
- メーカーやアマゾンが定める商品の出品規制
慣れないとこうした規制商品を仕入れをしてしまい、販売に困ることがあります。
最近はアマゾンの規制が強化されていますので、注意が必要です。
【原因】
商品を仕入れる時にセラーアプリを確認していなかった。
なお、この問題もセラーアプリの使い方を理解しておけば、簡単に解決できます
良ければ参考にしてください。
【再発防止の対応】
店舗でリサーチをする時、セラーセントラルアプリで出品したいコンディションで出品できるか必ず確認をする。
余談ですが、アマゾンは、パソコン用サイトとスマホ用アプリで、出品規制の表示が違っていることが良くあります。
失敗例7:中古品で付属品を確認しないて仕入れてしまった
中古品の場合、値札などに付属品を記載しているケースが多いです。
必要な付属品が欠品しているのに、この値札をしっかりと確認せず仕入れてしまったことがあります。
このように値札にどんな付属品があるか分かるのですが、こちらの商品は電源ケーブルが付いていなかったので、充電ができない状態でした。

中古品の場合、使用するために必要な付属品が無いとアマゾンで販売することができません。
※正確には出品はできますが、アマゾンから忠告がくることがあります。
【原因】
商品購入検討時の値札などの情報の確認不足によるもの。
【再発防止の対応】
値札から付属品を確認する。または店員に聞いてみる。
失敗例8:FBAの納品用ラベルシールが剥がれてしまった
FBAに納品する際に商品ラベルシールを貼るのですが、輸送途中などで剥がれてしまったことがあります。
商品ラベルシールを貼らないと、FBA倉庫側で納品手続きが出来ないので、ラベルシールは剥がれないように貼り付けないといけません。
【原因】
ラベルシールが剥がれないように貼り付けていなかったから。
【再発防止の対応】
プチプチなどの梱包材は、粘着がしずらく、剥がれてしまうことがあります。
剥がれてしまいそうな場合は、貼り付けた商品ラベルシールの上に、透明なOPPテープを貼るようにしてください。

なお、梱包に関してはこちらの記事でも失敗事例などを紹介しています。
良ければ参考にしてください。
失敗例9:付属品(パーツ)をバラバラに納品してしまった
掃除機などパーツが多いものを、3個口で納品してしまったことがありました。
複数パーツがある商品は、バラバラで納品せず、かならず一梱包にして納品することが求められています。
【原因】
アマゾンFBA利用規約の理解不足
【再発防止の対応】
複数のパーツがあるものは、必ず一梱包にする。


段ボールに入れても良いのですが、段ボールのコストの方が高いため、プチプチで梱包しています。

失敗例10:インクジェットプリンターをプチプチだけで納品してしまった
インクジェットプリンターを納品する場合、インク漏れを起こしてしまう可能性があるので、ビニール袋に入れて納品しないといけません。
しかし、それを知らずにプチプチだけを巻いて、納品してしまいました。
その結果、納品不備でアマゾンから注意を受けたことがあります。
【原因】
アマゾンFBA利用規約の理解不足
【再発防止の対応】
中古のインクジェットプリンターを納品する場合、プチプチなどの緩衝材で梱包した上、さらにビニール袋で覆う。
どうやらインクが洩れてしまい他の商品を汚してしまった事案があったようです。


失敗例11:FBAの納品用ラベルシールを貼り間違えてしまった
商品をたくさん納品するとき、ラベルシールもたくさん貼り付けることになるので、貼り付けミスが発生しやすくなってしまいます。
例えば、間違えて違う商品のラベルを貼り付けて納品してしまうと、購入者に違う商品をお届けしてしまう原因になってしまいます。
FBA倉庫ではラベルシールで保管管理をしているので、ラベルシールの貼り間違いは、要注意です。
【原因】
作業時の不注意
【再発防止の対応】
こればかりは不注意を減らす努力をするしか対策がありません。
再確認をするようにしてください。
補足:失敗して仕入れてしまった商品に対するマインドセット
せどりの失敗例で圧倒的に多いのが、売れない商品を仕入れてしまい、不良在庫を抱えてしまうことです。
そして、ここで大事になってくるマインドセットが「売れない商品は損をしてでも値段を下げて売り切る」ということです。
なぜなら、売れない在庫を抱えているということは、稼ぐどころか、お金を眠らせている事になります。
お金を稼ぐために、せどりをやっているのに、お金の流れを止めたら意味がありません。
なので、売れない商品は早く売って現金に戻し、次の仕入れに再投資したほうが資金効率は上がりやすくなります。
その結果、資金の回転率があがり、複利でどんどんお金が増えやすくなるのです。
不良在庫を抱えてしまった時は、
「損をしてでも値段を下げて売り切る」
「そして現金化して、資金を再投資する」
というマインドセットを持つようにしてください。
では、実際にどうやって抱えてしまった在庫の管理や価格改定を行えば良いのか?
詳しく書いた記事になります。
ぜひお読みください。
amazonせどり初心者に知ってほしい良くある失敗例11選まとめ
Amazonせどりで良くある失敗例は大きくわけると2つあります。
- 仕入れに関する失敗
- 納品・梱包に関する失敗
の2つです。
今回紹介した失敗例を参考にして、ぜひ自分のせどり活動に役立ててください。
・・・・・と言っても、どんなに注意を払っていても、やはり失敗する時はします。
ぼくから最後にアドバイスをするとしたら「失敗を恐れず、とにかく初心者のうちはガンガン行動してください!」ということを伝えたいです。
やはり「失敗という実体験」こそ、確実に自分の血となり肉となります。
成功している人は、下積み時代にたくさんの失敗を繰り返し、自分の経験値をあげている傾向があるので、ぜひ失敗を恐れずガンガン行動してくださいね!