せどりは在庫を抱えるビジネスなので、日頃から在庫管理をすることが重要になってきます。
しかし、初心者の人からしたら、
「在庫管理は何をすればいいの?」
「稼いでいる人はどのように価格の改定をしているの?」
と思う人もいるかもしれません。

そこで、この記事ではツールを使わず、初心者の人でも簡単にできる在庫管理のポイントをお伝えしていきます。
しっかり在庫管理をすることで、せどりビジネスの経営が上手に回るようになります。ぜひ最後までご覧ください。
初心者が在庫管理でやるべきことはたったの3つでOK
初心者が在庫管理でやるべきことはたったの3つです。
- 仕入れた日付を記録する
- 仕入れた値段を記録する
- 定期的に価格改定をする
在庫が数千個ある場合は、もっと細かい在庫管理が必要になってきますが、個人ビジネスのレベルなら、この3つを抑えておけばOKです。

それでは在庫管理で、何故この3つをやるべきなのか?
簡単に説明していきます。
仕入れた日付を記録する理由とは?

仕入れた日が分かったほうが、どれぐらいの期間売れ残っているのかが分かるからです。
とくに僕は、仕入れの判断基準として、1カ月以内に売れる在庫を揃えることをおすすめしています。
そのため仕入れた日から、現在どれぐらいの期間が経っているのかを分かりやすくするために、仕入れた日付を記録したほうが良いのです。
ちなみに、仕入れの判断基準や、1か月以内に売るポイントについては、こちらの記事で解説しているので参考にしてください。
仕入れた値段を記録する理由とは?
在庫が売れ残ってしまった場合に、仕入れ値が分かったほうが、価格改定の目安になるからです。
また、仕入れた値段が分からないと、利益計算も出来ません
なので、しっかりと記録しておく必要があります。
定期的に価格改定をする理由とは?
基本的には安い商品のほうが売れやすいので、自分の商品がライバルより高いと、売れない可能性が出てくるからです。
アマゾンには毎日たくさんの商品が出品されているので、気付いたら自分より安く出品しているライバルがいるときがあります。
なので、定期的に出品している商品の価格をチェックして、いまの需要や相場に合わせた価格改定をしないと売れづらくなるのです。
具体的にどのように在庫管理をするのか?
- 仕入れた日付を記録する
- 仕入れた値段を記録する
- 定期的に価格改定をする
在庫管理で、なぜこれらをやる必要があるのか理解して頂けたかと思います。
それでは、具体的にどのように在庫管理をするのか、紹介していきます。
仕入れた日付と値段をひと目で把握する方法を紹介
結論からいうと「出品者SKU」に商品の仕入れた日付、仕入れ値を入力するだけです。
この出品者SKUですが、商品を出品するときに入力することができます。

仕入れた商品の出品方法はこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
SKUに仕入れた日付や金額を登録することで、在庫管理画面で仕入れの情報がひと目でわかるようになります。

では具体的にどのようにしてSKUを作成するのか?ポイントを説明していきます。
SKUに登録する情報と作成の仕方
僕がおすすめするSKUに登録する情報ですが、
- 仕入れた日
- その日の登録数
- 仕入れ金額
この3つがあれば良いと思います。
例えば「2019-6-5–20–980」でSKUを作成したとします。
この場合、
2019-6-5が年月日
20がその日の登録数(20個目の登録と仮定して20と登録します)
980が仕入れ値
となります。
※ちなみに、アマゾンでは同じ文字数列でSKUの登録ができません。
そこで、その日の登録数を加えることで同じ文字数列になることを防ぎます。
このようにして、仕入れた日付と金額を記録してください。

また、これはあくまでも一例なので、独自のSKUの登録ルールを作って、ぜひ活用してみてくださいね。
残った在庫の価格改定のタイミング
仕入れた日付と金額を記録したら、最後に重要な在庫管理が価格改定です。
価格改定のタイミングですが、最低でも2週間に1回は出品している商品の価格をチェックしてください。
その際に他の出品者より高値になっていると、自分の商品は売れづらくなります。

もし何回も価格改定をしているのに、売れ残るようであれば、どんどん値段を下げて、最終的には損切りすることを心がけてください。
不良在庫は赤字になってしまっても早めに売り切り、次の仕入れのために現金化することが大事です。
価格改定をせず長期間保管してしまうと、FBAの保管料も毎月加算されて、利益がどんどん減っていきます。
この部分は見えない経費ですので、注意が必要です。
価格改定の手順や値付けのポイントについて
では、売れ残った在庫はどのように価格改定すれば良いのか?
以下の手順をもとに価格改定を行ってみてください。



・過去に4,000円くらいで売れていたので、それを参考に2月18日に3,980円に価格の改定を行いました。
・3月16日に完売しました。
価格改定の失敗例を紹介
ここまで読んで、売れ残っている在庫は価格改定をしないと、なかなか売れないことは理解して頂けたかと思います。
価格改定は値段を下げるだけなので、そこまで難しい作業ではありません。
しかし、たまに簡単にミスをして、痛手を負う時があるので、参考までに失敗事例も紹介しておきます。
高値をつけたくなる
値付けや価格改定を行う時、どうしても自分の売りたい価格で値付けをしてしまい、結局売れないことが良くあります。
利益がたくさん欲しい気持ちは誰にでもあります。
しかし、売れなければ、意味がありません。
確実に売れる価格の見極めをしっかりと行うようにしましょう。
見極めの方法や仕入れ基準については、こちらの記事で解説をしています。
とても重要なポイントですので、良く読んで腑に落とすようにしてください。
過去の相場よりも大きく値段を下げてしまう
せどりを始めたばかりの人は、「早く売りたい!」という不安から、過去の相場よりも大きく値段を下げてしまうことがあります。
そうすると、ライバル出品者も追従して、自分よりも価格を下げてくることがあります。
その結果、価格競争がおこってしまい、どんどん値段が下がって思ったよりも利益が出ない状況になります。
相場を崩さない配慮も必要です。
価格改定の時に0がひとつ足りなかった
たまに間違えて、売価の0を1つ減らしてしまい、価格改定してしまうときがあります。
例えば、注意力が散漫になっていると、5,000円に価格改定をするつもりが、0をひとつ減らしてしまい、500円に改定してしまうときがあります。
しっかり再確認をして、価格改定をしてください。
そのほかにもせどり初心者がやってしまいがちな失敗例をまとめた記事を作成してみました。
どんな失敗があるか参考になると思いますので、ぜひお読みください。
在庫管理と価格改定の解説まとめ
在庫管理で最低限行ってほしいことは以下の3つでした。
- 仕入れた日付を記録する
- 仕入れた値段を記録する
- 定期的に価格改定をする
これらを行っておかないと、仕入れた在庫を適切扱うことが出来ず、不良在庫が増えたり、利益が減ってしまいます。
仕入れた日付と仕入れた値段は出品するときにSKUに入力するだけなので、そこまで難しい作業ではありません。
また、SKUにこれらを入力しておけば、価格改定もスムーズに出来るようになります。
自分の仕入れた在庫を効率よく売るためにも、ぜひ今回の記事を参考にして、在庫管理を行ってみてくださいね。